なぜ消費者金融の過払い金はなくならない?

2016年の段階で、まだ過払い金の請求手続きを行うという法律事務所のコマーシャルが流れています。過払い金は消費者金融などの貸金業者がグレーゾーン金利を適用して取っていた利息のことですが、グレーゾーン金利はかなり以前に廃止されています。それなのに、なぜ消費者金融審査甘いに対して今でも請求が可能になっているのでしょうか。それは、まだ時効を迎えていないからです。
消費者金融からお金を借りても、長期間返済しないと時効を迎えることがあるように、払いすぎた利息を取り戻す場合にも時効が設定されています。過払い金請求の時効は10年なので、10年前に貸金業者と契約してとっくに完済していたとしても、支払った分にグレーゾーン金利適用の利息が含まれていれば取り戻すことが可能なのです。時効のカウントは、グレーゾーン金利適用の利息を最後に支払った日から始まるので、最高裁判所によるグレーゾーン金利は違法という判断が下された以降に契約した人でも、まだ請求は可能です。消費者金融が完全にグレーゾーン金利を撤廃し、既存の契約者の金利を変更してからまだ10年は経っていないので、払いすぎた利息の請求は今もなくなっていないわけです。
ただ、現在はグレーゾーン金利でお金を貸している合法的な消費者金融は存在していないので、あと何年か経てば、すべて時効を迎えることになります。時効になってしまうと、もう取り戻すことは不可能なので心当たりがある場合は弁護士に相談しましょう。

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